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採用動画を制作する効果、メリットと制作事例5選

採用活動は、求職者に興味を持ってもらうことが第一歩です。大手企業であれば、はじめから入社意欲の高い求職者が多く集まるかもしれませんが、中小企業の場合はそうもいきません。

そこで活用して欲しいのが採用動画です。

文字だけの情報と比べて、企業に対して親近感が湧きやすく、情報量も多いため自社の魅力をよりアピールすることが可能になります。ほかにも、採用動画を制作するメリットは数多くありますので、実際の採用動画の事例と併せて、詳しくみていきましょう。

採用動画の制作で得られる効果、メリット

採用動画なんて大手企業でもなければコストに見合わせないと考えているかもしれませんが、採用に悩む中小企業にこそ、取り入れて欲しいコンテンツになります。

文字だけに比べて、伝えられる情報量が多い

社風や雰囲気などを文字にすると「アットホームな会社」「風通しの良い環境」など、ありきたりな文字になってしまうことが少なくありません。

しかし、動画であれば、実際に社内の様子や、先輩社員たちの働く様子などを、リアルな空気感でとらえ、それを観てもらうことができます。

発信できる場所が増える

採用のための動画があれば、それを自社のホームページに掲載するだけでなく、YouTubeや各種SNSなどに投稿、宣伝することもできるようになります。

若い世代の採用を重視するのであれば、こうしたYouTubeやSNSの場は、自社の認知拡大、ブランディングにも効果的となります。

採用ミスマッチを避けられる

動画を通して、企業の魅力や社風、雰囲気を正しく理解してもらえることで、入社後のギャップを減らすことができます。「社員がスグに辞めてしまう」という悩みの解決にも、採用動画は有効です。

採用動画をつくる際のポイントと注意点

採用動画で効果を出すためには、動画の内容やクオリティが重要になってきます。入社意欲を高められる動画づくりのポイントと注意点をご紹介します。

採用動画制作のポイント

ターゲットを明確にする

採用動画を制作するうえで、まず採用したい人物像を明確にすることが大切です。社風と合う人材が欲しいのか、スキルや能力を重視するのかで、動画の見せ方は大きく変わってきます。

動画のテイストや、登場する人物の話す内容を、そのターゲットが好むようなものにすることで、共感や親近感を与え応募へとつなげます。

様々な社員が活躍していることを伝える

入社するにあたって、どんな人と一緒に働くかは非常に気になる部分です。

採用活動だと、どうしても社長挨拶や人事の方しか見えないことがあるので、なるべく様々なタイプの人を登場させ、その方たちのインタビューや対談、業務の様子を動画に盛り込むようにしましょう。

オフィス内を映し、飾らずに社内の雰囲気・環境を伝える

どんなところで働くかも、求職者にとっては大事なポイントです。

全て見せる必要はありませんが、なるべく飾らずにオフィス内を見せてしまった方が、入社後のギャップを生みません。

また、エントランスや会議室、休憩場所など、できるだけたくさんの場所を、普段使っている雰囲気のままの様子を動画にすることで、自分がこの会社で働くというイメージを掴んでもらいやすくなります。

注意点

動画を観た人がどういう印象を受けるのか常に意識する

インタビュー動画で社員全員がハキハキ大きな声で話していると、元気のある社員がたくさんいると捉える人もいれば、体育会系なのでは?と考える人もいます。

また、皆が背筋を伸ばして椅子に座り、私物の見えないデスクで業務をしていると、堅苦しさを感じる人もいると思います。そんなつもりはなくても、第三者が観ると、そう感じられてしまうということは往々にしてあるので、常に客観的な視点で動画を観るようにしましょう。

外部に動画を発注する際はイメージを明確にする

採用動画をつくる目的、ターゲット、伝えたい事などを明確にしておかないと、無難な内容の動画にしかなりません。制作依頼をする際は、誰に何を発信するのか、社内でしっかり検討し、具体的なイメージを制作会社に伝えるようにしましょう。

採用動画の制作事例5選

ここでは5社の採用動画の事例をご紹介します。比較的短い動画でも、それぞれの動画にコンセプトがあり、伝えたいことが明確になっているのが分かると思います。

また、文字ベースでの説明と比べて、会社の個性や、働く人の雰囲気が伝わりやすいことも感じ取れるでしょう。

ALLAGI株式会社

エフェクトをかけながら、カメラが社内を移動し、その場その場にいる社員にテンポよくインタビューしていきます。どんな人を求めているのか、というのが動画全体を通して伝わってくる採用動画になっています。

加和太建設株式会社

社員インタビューを通して、仕事のやりがいを伝えることをメインにしている採用動画です。実際に携わった案件のクライアントや建造物を登場させながら、動画が進行していくので、入社した後どんな案件に、どのように携わっていくのかをイメージしやすい動画になっています。

株式会社コロプラ

「仕事を、遊ぼう。WORK HARD PLAY HARDER」をコンセプトにした採用動画です。

動画は座談会形式で進められていくのですが、その内容が非常に具体的。ゲームへの愛情とこだわりを真面目に語っている姿を観ることで、ゲームクリエイターとしてこの会社で働いてみたいと思える採用動画になっています。

株式会社ウィル・ビー

社員インタビューが中心の動画で、穏やかなBGMとあいまって、人を大切にしている会社だということが伝わってくる採用動画になっています。

株式会社エイチーム

珍しく15分を超える長編採用動画です。会社の沿革から、代表メッセージ。オフィス内の様々な場所に移動しながら、社員インタビュー。事業紹介など、採用に必要とされているコンテンツがギュッと凝縮されている採用動画です。

まとめ

20代、30代の人の多くは、スマホで動画を観ることが生活の一部となっていることも少なくありません。

そうした人たちに、自社情報を発信するツールとして、採用動画を作成することは、自社との接点をつくる意味でも効果的となります。

採用動画を公開したからといって、必ず効果を発揮してくれるわけではありませんが、応募率を高めたり、入社後の離職率の低下を期待できるなど、採用動画にコストをかける価値は十分にあります。

若い世代の採用に力を入れているのであれば、採用動画の作成を検討してみてはいかがでしょうか。