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日本での生活について

住居

日本での留学生活をはじめるには、まず住居を決めなくてはなりません。日本の住宅事情はきびしく、希望にあった住居を見つけることはなかなかむずかしい状況です。できるだけ近くに住んでいる知人などに相談して、住居の確保に努めてください。

住居を探す場合は、次のようなことについて注意してください。

  1. 北里大学はキャンパスが白金・相模原・十和田に分かれています。どのキャンパスで活動をおこなうのかを確認して、住居を探してください。
  2. 生活費の中で、住居費のために支出できる金額に見合った部屋の広さや設備を考えながら、住居を探してください。
  3. 地域によって、住居費に大きな差があります。また、住居費の中には毎月支払うものと、契約時に支払うものがあります。
  4. 契約時には、一般的に手付金・礼金・敷金・仲介手数料を支払わなければなりません。事前によく確認してください。
  5. 一般的に、アパートなどの賃貸住居には家具が付きませんので、自分で用意する必要があります。
  6. 契約するときに、日本人の連帯保証人を求められます。これは日本人が住居を借りる場合も同じです。連帯保証人が見つけられないときは、下記の機関保証制度を利用してください。

機関保証制度

本制度は、本学に在籍する外国人留学生が、自分で連帯保証人を見つけるのがむずかしい場合、留学生住宅総合補償(公益財団法人 日本国際教育支援協会)への加入などを条件に、在籍期間に限り本学が連帯保証人を引き受ける制度です。
なお、契約条件などによっては本制度を利用できない場合もあります。
申請条件
1.北里大学に在籍する学生、あるいは北里大学に入学が確実な者であること
2.「留学」の在留資格を有すること
3.留学生住宅総合補償に加入すること

申し込みの流れ
1.物件を探す
留学生:不動産仲介業者などで物件を探し、家主・不動産仲介業者に留補償制度を利用することを申し出て、了解を得る。
2.留補償制度へ加入
留学生:契約内容がわかる書類を国際部事務室へ提出する。
大 学:留補償制度への加入手続きをとる。
留学生に対して、払込票での保険料等負担金の支払い指示をする。
留学生:保険料等負担金を振り込む。
大 学:入金を確認し、加入者控を発行する。
3.賃貸借契約手続き
大 学:契約書に連帯保証人として記名・押印する。
留学生:契約を締結し、契約書の写しを大学に提出する。

留学生住宅総合補償について
海外旅行保険(留学生賠償責任保険・傷害後遺障害保険)と保証人補償基金(保証人補償)を組み合わせたもので、万一の賠償事故に備えるとともに、連帯保証人の負担を軽くするための制度です。

補償内容
1.留学生賠償責任保険
外国人留学生本人が、日常生活における事故、または宿泊・居住施設の使用などにおける事故によって他人にけがを負わせた場合、他人の物を壊したりして損害賠償責任を負った場合に、保険金が支払われます。

2.傷害後遺傷害保険
外国人留学生本人が交通事故やスポーツなどの事故によるけががもとで、事故当日を含めて180日以内に後遺障害が生じた場合に、その程度に応じた保険金が支払われます。

3.保証人補償
連帯保証人になったことで損害を被った場合、連帯保証人に対して補償金が支払われます。

補償期間
下記のいずれか遅い方の日から1年間または2年間です。
残存する在留期間に応じて合わせて選択してください。
1.大学から加入者控が交付された翌日
2.賃貸借契約開始日

保険料等負担金 4,000円/年

民間の保証会社

最近では、保証人がいなくても部屋を借りることのできるシステムが増えつつあります。

民間保証会社の利用
連帯保証人をおかず、(株)グローバルトラストネットワークの保証制度を利用可能です。管理の学生マンション・学生会館に入居する場合に限ります。

保証人不要の学生会館
共立メンテナンス管理の学生会館など、保証人不要、家具・家電付きの物件もあります。

東京国際交流館

東京国際交流館は、国際交流の拠点として、国内外の優秀な学生や研究者に質の高い生活・交流空間を提供するとともに、様々な交流事業の積極的な展開によって居住者相互や外部の優秀な学生などとの交流を促進し、より優れた修学・研究成果の達成に資することを目的として、独立行政法人 日本学生支援機構が運営する施設です。

詳しくは、国際部事務室までお問い合わせください。

国民健康保険

日本に3ヶ月以上滞在する場合は、国民健康保険に加入する必要があります。
保険料の支払い義務が生じますが、医療費はかかった分の3割負担で、残りの7割はこの保険でまかなわれます。

詳しくは各市区町村のホームページで確認してください。

銀行

学費を払ったり、奨学金を受け取ったりするために、銀行口座を開設している必要があります。外国人登録を済ませたあと、銀行口座を開設してください。手続きには、パスポート、在留カード、学生証、印鑑(ゴム印不可)などが必要です。

郵便局

郵便局では郵便サービスのほか、貯金サービスや保険サービス、公共料金などの支払いも取り扱っています。
取扱い内容・時間は各局において違いますので、詳しくは郵便局にお問い合わせください。
郵便サービス
各地域には本局と呼ばれる大きな郵便局があり、本局では、土曜、日曜、祝日も郵便業務を取り扱っています。
転居したときは、手続をすると1年間、旧住所に届いた郵便物などを新住所へ無料で転送してもらえます。

貯金サービス
国際送金を取り扱う、ゆうちょ銀行・国際送金取扱郵便局から簡単な方法で世界各国に送金することができます。
ゆうちょ銀行・外貨両替取扱郵便局で外貨両替のサービスを提供しています。

携帯電話

携帯電話会社には、NTTドコモ、ソフトバンクモバイル、au by KDDIがあり、販売店で購入します。契約方法、必要書類は会社によって異なるので確認してください。通常、パスポート、在留カード、預金通帳などが必要です。

ガス

ガスの開栓をする際には立ち合いが必要になりますので、ガス会社に連絡をして開栓の日程を決めます。
病気になった場合は、健康保険証を持ち、最寄りの医療機関を受診します。日本の医療機関は診療が、平日と土曜日の午前に限られているため、休日や夜間などは救急外来を受診することになります。

日本の文化について

四季
春は3月~5月、夏は6月~8月、秋は9月~11月、冬は12月~2月までがだいたいの目安です。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、十分に注意してください。

日本での就職
日本では現在、就職が簡単とは言い難い状況があります。その中で、日本で就職しようとする場合は、早い段階から情報収集をおこなうなど、早めに準備することをおすすめします。

その他
母国から離れ、慣れない国での生活ですから、何かと不安になったりうまくいかったりすることがあるかもしれません。そんな時は、友人や先輩、教員に相談したり、事務室にきて悩みを話してください。何か解決の糸口が見つかるかもしれません。